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900社の開発パートナーを活用した当社のIT開発サービスの概要

当社代表の鷲津は20年以上に渡って海外エンジニアとのIT開発に関わってきました。
直近の10年はフィリピンに自社の開発子会社を設立し、オフショア開発ベンダーとして様々な企業のIT開発での支援をしてまいりました。

自社で200人近いエンジニア組織を保有していると、プロジェクトが不足してプロジェクト待ちになるエンジニアも出てくるときには、積極的に営業をして「当社でこういうことができるエンジニアが空いているので、貴社の開発のお手伝いをさせていただけませんか?」と営業をし、プロジェクトを受注することもよくありました。

ところが、それはお客様にとって本当にベストな選択だったのでしょうか?

お客様にとってみれば、開発したいアイディアや取り入れたい技術があり、そのエンジニアは実現することはできるスキルは持っていますが、その会社が必要とする技術や開発領域を最も得意としているエンジニアではありません。一方でエンジニアを雇用して経営をしていると雇用を継続するために受注をする必要もあり、当時の私はその2つの想いを頭の中に共存させないといけないジレンマを感じていました。

その後、そのフィリピンの会社を売却して当社ATHLEEを設立する際、このジレンマを解消するような事業ができないかと考えました。当社ATHLEEが掲げるミッションは「お客様に伴走する」であり、このミッションに合致するためには、あえてエンジニアを自社で雇用しないという結論に至りました。

その代わり、世界中で様々な経験や技術を持つエンジニア集団をパートナー会社ということでネットワーク化し、お客様の要望やゴールにあわせてそのパートナーからベストな開発チームを組成して、開発を担っていく、このスタイルが当社ATHLEEの考え方にとても合致すると考えました。

日本国内では印刷事業を展開するラクスル社のように、自社で印刷を工場を1つも持っていないのに印刷会社というビジネスモデルがあります。同社は日本国内の印刷会社をネットワーク化し、予算・納期・印刷量、使用する技術などに応じてベストな印刷工場を選定し、その工場と連携をしてお客様が求める印刷物を提供することをしています。海外であればUberやAirBnBなども自社で車やホテルを所有せずに既に世界中にあるものをネットワーク化してサービスを展開しています。
当社ATHLEEでは、IT開発においてこの世界が実現できないかと考えています。

自社でエンジニアを直接雇用せず、その代わり世界中の開発会社をネットワーク化し、開発内容、規模、予算、必要な技術をベースにしてそのネットワークからベストな開発会社を選定してIT開発の実現を行っています。
現在全世界21カ国、約900社以上の開発パートナーが当社のATHLEEパートナーズとして登録しており、各開発会社に平均すると150人程度のエンジニアがいますので、トータルで10万人以上のエンジニアのデータベースがあることになります。

このパートナーを活用して、IT開発を行う際には当社が開発パートナーの選定に始まり、プロジェクト開始後のプロジェクトマネジメント、テクニカルディレクション、日本語英語を活用した日々のコミュニケーション、そして成果物の品質管理までをお客様の窓口にたってすべて担います。担当する当社のメンバーは技術的な専門性を持ち、技術的観点からプロジェクトを管理していくテクニカルディレクター、そして日々のコミュニケーションとプロジェクト進行を行うブリッジSEが中心となります。こういった役割を担う、英語と日本が話せる日本人でIT開発の経験と知識を持つメンバーが当社には約30人ほど在籍をしています。

こういったパートナーを活用しての開発の場合、自社またはグループ会社ではないので社内的なマネジメントは通用しません。国籍も生い立ち、文化、生活環境が大きく異なる人々とコラボレーションするので、例えば日本人同士でやり取りする場合の当たり前や前提事項に頼ったマネジメントや指示の仕方ではプロジェクトはうまくいきません。当社代表はこれまでの長期間に渡る海外エンジニアのマネジメント経験の中で、多くの失敗や成功を経験しており、その中で、どうすればこういった人々と生産性及び品質高いアウトプットができるのかを研究してきました。その方法論がしっかりと確立されているため、こういったサービスを提供することができるようになりました。またこれを当社の代表が1人で管理するのではなく、その方法論がしっかりと仕組み化され、当社のメンバーが実践できるようになっていることが重要で、そのため当社で多くのプロジェクトをお手伝いすることができるようになっています。この点が当社の圧倒的な強みだと考えております。

開発パートナーには、例えばB2Bの業務システムの設計から構築・運用に特化した開発会社があり、B2Bならではの業務知識を持ち、かゆいところに手が届く設計や仕様に柔軟に対応できる会社があります。こういった開発パートナーを活用して基幹システムやERP、B2B向けの販売管理システムなどを構築するととても安心して開発を進めることができます。
また1万商品以上の大規模なECサイト構築の場合、Shopifyで簡単にECを立ち上げるのとは異なり、大規模ゆえの必要な工夫や設計が必要になりますが、このあたりも経験値を持っている開発パートナーがいます。最近増えているLINEのミニアプリ開発、質よりもコスト重視でLPを大量に制作したい場合など、各開発パートナーの強みをベースにお客様のニーズに応じたチーム選定をしております。

こういった開発パートナーの選定は2つのパターンがあります。
1つは当社にパートナー選定を完全にお任せいただくケース。このケースが全体の9割以上となります。もう1つは、お客様側にCTOやエンジニアの方がいらっしゃる場合には、当社と一緒にパートナー選定を行うというケースもあります。

選定したパートナーと一緒にプロジェクトを開始する場合、いくつかの開発体制のパターンがあります。
お客様から開発一式をお引き受けする場合、既存の開発チームがあり、その一員として参画する場合、さらには開発するサービスの機能でチーム分けするケースなどこれまでにも様々な体制でご支援をしてきております。

当社ではただ通訳・翻訳を担ってプロジェクトの間に入るわけではなく、テクニカルディレクターが開発するサービスやアプリが担うビジネス的役割を理解した上でディレクションをしていきますので、ビズデブフェーズからの参加や要件定義から一緒にスタートするようなケースでのご支援も好評いただいております。機能や要件が決まっている場合は設計からお引き受けすることもございます。

開発チームとの契約では1人を長期で使用するケース、プロジェクトベース、保守や既存ベンダーからの切り替え、期間も3ヶ月からエンドレスなものまで様々、1人月フルもあれば、保守のように0.3人月のみという契約もあります。

これまでWeb、モバイル、IoT、LP制作、Website、ECサイト、AI、Web3、Game、DevOpsなど幅広いニーズにお答えしてきておりますが、最近では日本ではなかなかエンジニアが見つかりづらい、いわゆるニッチな領域のエンジニアやプロジェクト(例: SAP、Delphi、組み込み)といった開発支援も増えてきております。

ぜひ一度貴社のご要望をお聞かせいただき、貴社と当社のコラボレーションの可能性を協議させていただけますと幸甚です。

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